梅雨明け前の、まだ山がごった返す前の残雪が多いこの時期を狙って計画をした。
現地入りする前の天気予報もあまりいいことはなかったが、それ以上に実際は悪かった。
第一日
福岡からエアーで中部国際、貸切バスで上高地に午後入る。 3時間ちょっとで本日のお宿、横尾山荘。
風呂に入り、夕食。カーテン付きベッドで熟睡。
第二日
出発前に、予報が外れどしょぶりの雨。
20分程止み待ちで、小雨の中、出発。
屏風岩の大岸壁を横目に徐々に高度を稼いでいく。
本谷橋で一休み。雨もおさまり、涸沢の入口の残雪の多さに、解ってたとはいえ、びっくり。
ヒュッテの手前は10人くらいでスコップでステップを作ってくれていて感謝。 小屋に着く前から再びの雨。
屋根を借りて大休止(昼食)。 ヒュッテと涸沢小屋の間のテント場はすべて雪で埋まり、凄い。
涸沢小屋の300M上からアイゼン装着。
ルートは右手に伸びるが、アイゼンの付け外しが嫌で、ザイテングラードの取り付き寄りに 真っ直ぐのルートを取り、時間も稼ぐことができた。
時々、小雨があるものの、景色は望めない。
穂高岳山荘に到着も、入口に『強風の為山頂は困難』との張り紙があり、断念。
第三日
夜中、1時半から雨が降り始め、5時の朝食の前にはジャジャ降り。 6時の出発を見合わせ、1時間ほど待ったあと、山頂に向かう人が僅かな中、山頂へ向かう。
雨具がバタバタと強風にあおられる中、全員登頂。
記念写真のあと、カメラ水没。
あたたたた。
山荘に戻り、早くも弁当をあけ昼食。
後はザイテングラードを気を付けて下れば涸沢、横尾、そして生ビールの待つ徳澤園。 休憩も少なめに宿へと急ぐ。
ガーリック風味の少し小さくなったステーキやアユの塩焼きを生ビールと・・・・・。
21時消灯後にイビキの大合唱。
笑えた。
第四日
最終日は必ず天気がいいもの。
明神橋を渡り、穂高神社、岳沢出合いを経て河童橋。
フリータイムにジェラート。シャトルバスで平湯へ25分。
温泉と飛騨牛の陶板焼き。満足。
チャーターバスで中部国際空港。
ターミナルの中でいつもの味噌串カツ、てんぷらなどで早めの夕食。大満足。
景色は無かったものの、山頂を踏めたことは何よりだった。 初めての北アルプスが参加された方にどう感じて頂けたかは心配な気はするが、 きっと一生忘れられない感動的な楽しい思い出になったに違いない。
ticker
ラリーグラス:イベントレポート